第42回 ローズゼラニウム 開催日時: H28年8月3日(火) 11時ー13時


第42回ハーブ&スパイス講座は改訂版“ローズゼラニウム”でした。

前回秋開催だったので、今回は試食メニューを夏向けに改訂し、実習もお風呂タイムが心地よく強い日差しにさらされる夏対策の“米ぬか入浴剤作り”でした。ゼラニウムと米ぬかの効能に思わず念が入り力んでしまいますが、優しくポンポンと楽しんでくださいませ。作り始めてゼラニウムの香りがふわ~と広がって、ゆるゆる~癒されたのは言うまでもありません。ゼラニウムは育てやすいので、残った枝で挿し芽をすれば楽しさ4倍♪

夏のお買いもの対策じゃないですが、乾物はいざという時のお役立ち食材です。経済的にも嬉しい薄切り肉が、車麩のボリュームとスパイスでスタミナ食並み!お初の方は戸惑われたかもしれませんが、ゼラニウム酢をちょい足しすることで夏でもお肉がさっぱり食べられます。リピさん達は慣れたもので「即席のゼラニウム酢とねかせた版とありますから」の一言で嬉々と味比べ。

雑穀の甘さを味わってもらおうと砂糖不使用の餅あわホットケーキを食べるときには、「これこのまま食べていいの?(何かちょい足しがあるんじゃない?)」とどう組み合わせて食べるのかとお皿を見渡しながら確認。「さすがリピさん!まずはそのまま。それから野菜のスパイシージャムと。あ、ナツメグすりおろしかけて、黒胡椒も効かせてね。お肉と一緒でもいいかも~」と本日のちょい足しを紹介している間に、別のリピさんも「お肉と一緒に(野菜のスパイシー)ジャムもいい感じ」とちょい足ししまくってました。ナツメグのホールスパイスのおろしたては柑橘系の香り。フルーティな風味を感じながら野菜のジャムを食す。面白いです。

夏の水分補給や体の熱を冷ましてくれるきゅうりそうめん、切干、スイカ皮、白きくらげ、トマトのサラダにかけたのが、醤油以前の調味料にゼラニウムを入れた煎り酒でした。これがなんと《カニみそ》の味と思ったのですが、皆さんの反応は?「確かに!!」と。「でも…日本酒を半量に煮詰めるのかぁ…」と声のトーンが下がる左党さん。目から鱗の逆算。そっか、飲み分が減るよね…でも安心してください!飲まない私が使ったのは、塩分不使用の“料理酒”です。料理酒を買って煮詰めてカニみそを味わうか、カニを買って日本酒を飲むか。どっち?ところで、このサラダ、コリコリ、ちゅるんポリポリ、プリプリ、シャキシャキ噛むのが楽しく、豆乳ヨーグルトで戻した切干とカニみそ入り、いやゼラニウム入り煎り酒で最後までコクッと楽しめます。スイカは皮も食べるとごみがかなり減りますし、厚めにむいてちょい塩かけて食べましょう~。そして白きくらげは食べ続けると美魔女に近づける?食材。料理にもデザートにも入れちゃいました。きゅうりそうめんの残りの種部分はジャーベットにしたから無駄なく食材が使い回せて達成感が味わえます。

  クランベリー&ゼラニウム入りヨーグルトケーキは、ちょっと側がこげちゃったので、作りなおそうかと思ったのですが、食べ比べ好きなリピさん達なので、お詫びにフィグ版をちょい付けしました。ヨーグルトはもっぱら豆乳で作ってますが、夏向けに酸味が美味しいケーキなので市販の酸っぱいヨーグルトを使いました。

  ゼラニウムと果物のパンチ、夏のみずみずしい果物、白きくらげのワイン煮、水切りヨーグルトのホエー、炭酸、缶詰シロップなど使い回しの結晶です。

  バナきゅうシャーベットは、以前、夏に「ミントとキュウリの(種部分の)シャーベットよ」と出して、どん引きされつつそのさっぱり感に「あら、病みつき❤」と好評だったものに、バナナを足したちょいコク版。ゼラニウムの風味がバナナ臭さをマスキングしてくれてました。

  〆はゼラニウムとブラックペパーミントのホットティーでほっと落ち着きました。

  

でもその後、話が弾みすぎてゼラニウム&ローズマリーアイスティー(保冷剤代わりに凍らせていたのがやっと溶けた^^)も飲みながら、2ラウンド行きそうなぐらいで後ろ髪引かれながら解散。各々のツボが似てる分、味わいが無限に広がる感じで濃かったのです。お腹も心もまんぷくになりました。

  次回は9月7日(水)の予定です。