第36回のハーブ&スパイス講座のテーマは「八角」でした。

八角は香りが強いので、The中華ぁ~と攻めまくりかと思いきや、意外とフルーツやお茶にちょい足しすると、すっきりと高貴な風味を醸し出すではないですか!17世紀英国で一時大人気だった高価なアニスの代用品とされていたのも納得!中華編の食事とヨ~ロピアーンなスイーツでアフタヌーンティーとしゃれこんだ2部構成のようでした。

…といいつつ、終り頃は“ありもので杏仁豆腐”のシロップと“中華風シロップ煮”のシロップと“八角ティー”を配合して、新たなシロップ作りをして、「これに粗挽き胡椒かけたらびっくり!!」とか、「この配合ならさらに杏仁シロップに近づいた!」「おっもしろ~い♪」とおままごとに夢中。「ブレンドって面白いねー。」「…ってことは、ラー油も足したら?」「やってみよう!!」すでに水分吸って病院食のお粥状態になっているにも関わらずスペシャルブレンドラー油をトッピングすると…言わずもがなですがな。絶対帰ったらレシピ見ながら、自分好みの組み合わせでオリジナルラー油作っちゃいますよね。もう<ちょい足し道場>と化しました。

ラー油3種[食べるラー油、おかずラー油、和風ラー油]を中華粥(本来は汁物扱いなのでもう少し水分多めなんですが、2杯は食べることを考え、ちょっと水分控えてます)にトッピングして食べ比べるとそれぞれの良さがあり。そこをなんとか1つ選ぶと[おかずラー油]になりました。ごぼうの食感、旨味、そしてブレンドスパイスの風味で、たっぷりおかず感覚で食べられるのが決め手でした。

中華粥は生米から作っていますが、加熱時間15分の時短版。料理は科学と言われますが、義務教育で習うことって本当に生活に役立つ!ちゃんと勉強しておけばよかったと今さらながら調べては感心&納得してます。

ワクワクのアワビもどき2種はそれぞれ騙されるかもと^0^(実際にはあわびを丸かじりしたことないので比べようがないともいうが…)。椎茸のアワビもどきは、玄米のお供がお勧めなのでアワビ握りのように添えてみました。切り方で味わいが変わる面白さを堪能できたのがエリンギのアワビもどきと千切り魔のシャキシャキジャガでした。

そして、写真のスイーツ皿がどうもおかず皿にしか見えませんが、スイーツです!揚げ菓子には芋餡に中華らしくバナナも入れてますが、オールスパイスの時にも芋餡を使っているのにまた全然違う風味なので面白いなぁ~と唸ってしまいます。

シロップ煮には、漢方にも使われる梨に野菜2種をプラス。面白い食感とシロップのとろんと感に貢献してくれてます。何か検討つきましたか?

杏仁豆腐は、それこそちょい足し、ちょい足しでそれっぽく近づけた『…のようなもの』ですが、ちょい足しの1つ“豆乳シロップ”はスパイスのおかげでまさに練乳代わりという副産物でした

しかし、さすが薬食同源思想の中華!体にいい食材が自然と集まりましたし、漢方にも使われる八角の“風味”にも十二分に魅せられました。